コロナ禍以降に高まった「嗅覚の大切さ」 👃🌸
コロナウイルス感染後の嗅覚異常。
食事の味がわからない。 匂いの変化に気づけない。 など、
日常生活や仕事への影響が出た人があるようです。
そもそも、人間にとって嗅覚の役割とは何なのかを改めてお伝えします。
嗅覚が衰えると、美味しいお料理の香りが感じられず、食欲が減退したり、また腐ってるのに気付かずに食べてしまったなど、健康への大きな影響が考えられます。
また、ガス漏れや火災の異臭に気づかないなど、安全面や衛生面でも重要な役割を担う嗅覚。
香りを扱う私たちだけではなく、飲食店や医療や介護、警察や消防などの支障をきたす職業は多く存在します。
ここ30年で嗅覚についての研究は急速に進み、特に2000年代に入ってからは、嗅覚障害が人間の様々な機能や疾病にどのような影響を与えるかという研究について、多くの論文が世界的に発表されています🥼⚗️🧪
例えば、 アルツハイマー型の認知症、パーキンソン病をはじめとした脳疾患の初期症状のひとつとして、嗅覚障害があるということがわかってきています。
さらに、高齢者の嗅覚の低下が、運動機能の減退を招くことも明らかになってきています🩺
海外では「嗅覚が優れていると生存率が高くなる」という検証がすでに多くの論文として発表されています。
五感のうち、日常生活の中で多くの人が、
きれいな景色を見たり(視覚)、
好きな音楽を聴いたり(聴覚)、
美味しい食事を楽しんだり(味覚)、
肌触りの良い肌着を身につけたり(触覚)するのに対し、
香りを意識して生活している人は案外少ないのです。
また、香りを他人と共有することは難しく、感じ方や好き嫌いも人それぞれです。
まずは、食事の香りや植物の香りを楽しむ事を意識するだけで、嗅覚の衰えにいち早く気付けるかもしれません。
毎日のスキンケアで香りを楽しんだり、アロマを焚いたりして日常生活に香りを取り入れ、身体も心も肌も脳もいつまでも若々しくいたいものです🧡
私たちは植物から抽出した香り成分を活用したアロマテラピー(芳香療法)などの自然療法をわかりやすく、また病院や施設、生活に取り入れる方法をお伝えしています。
お薬に頼りすぎない方法で、幸せな毎日を過ごしていただきたいと思っています。
認知症や運動機能が低下する前に、アロマテラピーで予防したいですね✨