危険運転に及ぼす精油の作用について

危険運転に及ぼす精油の作用について、AEAJより調査発表がありました。

近年増加している危険運転（煽り運転、スピード違反などの周囲に危険をもたらす可能性のある運転）は社会的にも大きな課題となっています。

今回は、ペパーミント精油を用いた芳香浴が危険運転を誘発しやすい環境下で、運転手に対してどのような作用を示すか調査したAEAJによる研究結果をご紹介致します！

実験方法

対象	運転免許を所有する男女50名
精油	ペパーミント精油
対照	香りなし
方法	所定空間内で超音波式ディフューザーによる芳香浴をしながらVR運転シミュレータを実施危険運転を誘発しやすい条件にシミュレータを設定
測定項目	危険運転行動を測定するための24項目の評価表(ADS)を測定

実験結果

ペパーミント精油は、香りなしと異なり、危険運転のスコア値に対して有意に影響を及ぼすことが示されました。（共分散分析の結果より）
この実験により、運転中にペパーミント精油の芳香浴を行うことで、危険運転の減少につながる可能性が示唆されました。

論文　 Mark Moss et al.(2022)Aroma of the essential oil of peppermint reduces aggressive driving behaviour in healthy adults. Human Psychopharmacology :Clinical and Experimental,38(2), e2865.

参照：（公社）日本アロマ環境協会 | アロマを楽しむ | アロマの研究・調査 | アロマサイエンス研究所 | 危険運転に及ぼす精油の作用について (aromakankyo.or.jp)

ペパーミントの香りは、体感温度を4℃下げるとも言われています。
車内を爽やかな空間にしてくれますので、これからの暑い季節にぴったりです！